今から二十数年前の高校三年生の夏休みの話しになります。私が通っていた高校は高校三年生の冬休み以降なら、普通自動車免許を担任と保護者了承の下で取得してもよいことになっていました。私を含めた仲良し四人組は冬休みに自動車免許を取得するべく、自動車教習所に入学、通学する費用を自分達で稼ごうということになりました。インターネットがなかった時代でもあり求人の情報も多くなく途方に暮れていた時、とある飲食店のバイトの求人の貼り紙が目に留まりました。そこは今でいうファストフード店みたいな感じですが、正面から入って向かって右側が可愛らしいファンシー小物を扱う売り場になっており、左側がちょっとした軽食ができるコーナーになっていました。友達二人はファンシー小物売り場の担当として、私ともう一人の友達は軽食売り場の担当として、夏休みの期間中働かせてもらえることになりました。飲食関係でのバイトが、生れて初めてお給料をもらってする仕事になったわけです。初めのうちは厨房で作ったものを運んだり、お客様が帰った後のテーブルを片づけたりと簡単な作業でいたが、慣れてくるとレジを任せてもらったり簡単な盛り付けも手伝うことができ、飲食のバイトがとても楽しく充実していました。オーナーもお店の先輩たちもみなさん親切な人ばかりで、働きながら人間関係の大切さも教えてもらったきがします。最後のバイトの日に頂いた給料袋は今も大事にしまってあります。もちろんそのお給料で自動車教習所に通い無事免許を取得しました。飲食店でのバイトは私にとって甘酸っぱい思い出です。